感情表現(1)(NHK ラジオ英会話, 2024.01)

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人間は感情の生き物です。論理よりも感情が大事です。興味や立場がちかいと会話がはずみます。

NHK ラジオ英会話、今月〜来月は感情の表現を練習しています。

Lesson 181 発言タイプ:感情 ①「好き」を表す1 好き一般

I love English gardens.

love は、「好き・大好き」の基本中の基本、「愛している・大好きだ」をおおう、つよくふかい感情をあらわせます。人を対象にする(I love you.)だけでなく、事物にもつかえます。

「好き」の基本表現の類例をみておきましょう。

  • I’m fond of reading.
  • I enjoy [am a fan of / am partial to] 〜.
  • I’m attached to this sweater.
Lesson 182 発言タイプ:感情 ②「好き」を表す2 さまざまな表現

I have a passion for horses.

passion(熱意)で、非常につよい感情をあらわせます。have a passion for 〜 で、「~に対する強い熱意を持っている」→「~に夢中になっている」となります。

  • I have a weakness [a soft spot / a thing / a liking] for sweets.
  • I take pleasure in cooking for others.
  • I’m into [hooked on / addicted to] yoga.
Lesson 183 発言タイプ:感情 ③「嫌い」を表す1 一般的な嫌い

Goya isn’t really my cup of tea.

my cup of tea は「好きなもの・得意なもの」ということです。紅茶には好みがあるため、好き嫌いがわかれ、この表現につながります。not really をつかうと、「それほど好きではない」とソフトな意味をあらわせます。

  • I can’t stand [bear] the stress.
  • That’s bad [terrible / awful / vile].
  • That’s not for me.
Lesson 184 発言タイプ:感情 ④「嫌い」を表す2 強い嫌悪感

The idea of riding in cars makes me sick.

make me sick により、「吐き気を催させる・気分が悪くなる」という非常につよい生理的な嫌悪感をあらわすことができます。「Having to work late makes me sick.(残業しなくちゃならないのにはうんざりさせられます)」などと、車酔いにかぎらずつかえます。

  • His behavior disgusted me.
  • That’s disgusting.
  • That made my skin crawl [gave me the creeps].

crawl は「(虫などが)はう」、 skin(皮膚)とともにつかって「(虫がはうように)ムズムズする」感触をしめせ、「ゾッとする・ゾワゾワする」といった生理的な嫌悪感をあらわせます。

Lesson 186 発言タイプ:感情 ⑤ 恋愛感情

I think she has a crush on Masaru.

crush は、心がキューッとおしつぶされる感じをつたえます。have a crush on 〜 は「~に熱を上げる・夢中な」、何をみても何をきいてもその人をおもいだす恋愛初期の心の動きをあらわせます。

  • I care about you.
  • Is he into me?
  • I’m head over heels for her.

care about には恋愛感情がつよくにじみます。 be into 〜 は、恋愛以外にも使われる「~に夢中な・熱中している」、好きという表現をつかっていないため深刻さは感じられません。head over heels は「真っ逆さま」、真っ逆さまに恋におちることから「夢中な・首ったけ」となります。

Lesson 187 発言タイプ:感情 ⑥ 興味・関心

I’m interested in that kind of stuff.

興味・関心をしめす機会は日常頻繁にあります。

  • I’m intrigued by your idea.
  • I’m curious about your findings.
  • Do tell.
Lesson 188 発言タイプ:感情 ⑦ 無関心

Who cares?

「誰が気にするでしょうか?→誰も気にしない・どうでもいい」としめせます。形は疑問文ですが疑問の意味はありません。したしいくだけた間柄でつかえます。

  • Who cares about that?
  • That’s none of my business.
  • I have zero interest in 〜.
Lesson 189 発言タイプ:感情 ⑧ うれしい・幸せ

I’m so happy to be back on Earth.

「うれしい・幸せ」をあらわすもっとも一般的な表現として happy がつかえます。to 不定詞を後続し、am so happy の原因を説明します。

  • I’m glad [pleased] to know you.
  • I’m delighted.
  • I’m over the moon [on cloud nine].
Lesson 191 発言タイプ:感情 ⑨ 満足

Are you satisfied with this angle?

satisfied は、「満足させる」をあらわす動詞 satisfy の過去分詞であり、「満足させられる→満足する」となった人の感情を表す形容詞が satisfied です。

  • I was happy [pleased / content] with the result.
  • Are you comfortable with our plan?
  • It’s a dream come true.
Lesson 192 発言タイプ:感情 ⑩ 気分の落ち込み

I’m a bit down about that.

down で「落ち込む」をあらわせます。「悲しい」「落ち込んでいる」、こうした気分を表す中心的な表現は down でできます。

  • You look a bit [kind of] down.
  • What a bummer! [What a downer! / That sucks!]
  • What are you so mopey about?
Lesson 193 発言タイプ:感情 ⑪ 失望・がっかり

It was a letdown.

Don’t let me down.(私をがっかりさせないで)といった言い回しから letdown の意味を予想します。「がっかりさせること・期待外れ・失望」です。

  • I had such high hopes for that.
  • What a shame [a pity]!
  • That was anticlimactic.
Lesson 194 発言タイプ:感情 ⑫ 同情

I’ve been in that boat.

日常、相手に同情する機会はたびたびあるもの。効果的な表現を覚えておきましょう。

同じ立場にいたことがあり、気持ちがわかっている。それが「同情」につながります。in that [the same] boat は「同じ立場」を比喩的にしめし、in that situation(その状況)といいかえることもできます。

  • I feel you.
  • I feel for you.
  • That sucks.

「同情」に、feel(感じる)や heart(心)は付き物です。feel you は「あなたを感じる=気持ちがわかる」、 feel for you は「向かって」の for が加わって「同情します」ということ。

Lesson 191 発言タイプ:感情 ⑨ 満足

Are you satisfied with this angle?

satisfied は、「満足させる」をあらわす動詞 satisfy の過去分詞であり、「満足させられる→満足する」となった人の感情を表す形容詞が satisfied です。

  • I was happy [pleased / content] with the result.
  • Are you comfortable with our plan?
  • It’s a dream come true.
Lesson 192 発言タイプ:感情 ⑩ 気分の落ち込み

I’m a bit down about that.

down で「落ち込む」をあらわせます。「悲しい」「落ち込んでいる」、こうした気分を表す中心的な表現は down でできます。

  • You look a bit [kind of] down.
  • What a bummer! [What a downer! / That sucks!]
  • What are you so mopey about?
Lesson 193 発言タイプ:感情 ⑪ 失望・がっかり

It was a letdown.

Don’t let me down.(私をがっかりさせないで)といった言い回しから letdown の意味を予想します。「がっかりさせること・期待外れ・失望」です。

  • I had such high hopes for that.
  • What a shame [a pity]!
  • That was anticlimactic.
Lesson 194 発言タイプ:感情 ⑫ 同情

I’ve been in that boat.

日常、相手に同情する機会はたびたびあるもの。効果的な表現を覚えておきましょう。

同じ立場にいたことがあり、気持ちがわかっている。それが「同情」につながります。in that [the same] boat は「同じ立場」を比喩的にしめし、in that situation(その状況)といいかえることもできます。

  • I feel you.
  • I feel for you.
  • That sucks.

「同情」に、feel(感じる)や heart(心)は付き物です。feel you は「あなたを感じる=気持ちがわかる」、 feel for you は「向かって」の for が加わって「同情します」ということ。

Lesson 196 発言タイプ:感情 ⑬ 躊躇

I’m having second thoughts about going, actually.

have second thoughts は「2番目の考えを持つ→考え直す」ということであり、躊躇をあらわせます。

  • I’m hesitant to do that. [I hesitate to do that.]
  • I’m not ready to do that. [I’m not ready for that.]
  • I’m still on the fence about that.
Lesson 197 発言タイプ:感情 ⑭ 躊躇しないで

Don’t hesitate.

hesitate は「躊躇する」、Don’t 〜 と禁止の命令文を用いて「躊躇しないで」と相手を鼓舞します。

  • Don’t think twice about asking for help.
  • What’s holding you back?
  • Opportunity doesn’t knock twice.
Lesson 198 発言タイプ:感情 ⑮ 混乱1 何が何だかわからない

I’m confused by it.

confuse は「混乱・困惑させる」(混乱をあらわすすもっとも一般的な動詞)、その過去分詞 confused は「混乱して」、人の感情を形容します。ごちゃごちゃしていてきちんとかんがえ理解できないことをあらわせます。

  • I was bewildered [perplexed / baffled] by their decision.
  • My thinking is messed up.
  • My mind is all over the place.
Lesson 199 発言タイプ:感情 ⑯ 混乱2 何をしたらいいのか

I have no idea what to do now.

指針をうしなったとき、それをつたえ、意見を請います。

  • I don’t know [I’m at a loss as to / I’m drawing a blank as to] what to do.
  • What am I going to do? [What should (shall) I do?]
  • What do you think I should do ?

今月〜来月は感情表現にとりくんでいます。好き・嫌い・うれしい・がっかり・同情など、感情をのべる機会は頻繁にあり、それらの表現を習得することはとても大事です。感情をうまく表現できれば会話に彩りもそえられます。

感情表現のためには、まず、あなたの興味・関心を相手にはっきりしめし、また、相手の興味・関心をしらなければなりません(Lesson 187)。何事も、しりたいという素朴な気持ちからはじまり、興味・関心がつよくなれば問題意識がふかまり、それについてしらべたくなり、現地・現場にもいきたくなります。そのような気持ちを何よりも大切にしたほうがよく、いわれたことをやっているだけでは感情がうしなわれていきます。

ただ関心がないのに、関心があるふりを無理にすることはできず、肝心なところでは無関心であることをいわなければなりません。しかし話題に対する無関心の表明は相手との協調をたちきることであり、きつくひびくため、その表現には十分な注意が必要です。たとえば「誰が気にするでしょうか?」などと疑問形をつかう手があります(Lesson 188)。そうすれば誰も気にしません(どうでもいい)ということをしめせます。疑問文の形ですが疑問の意味はなく、表面的な言葉をつかいながら、そこに潜在する意味をつたえられます。潜在構造がもつ意味のベクトルをいかします。

一方、相手に同情する機会もしばしばあります(Lesson 194)。おなじ立場に自分もいたことがあることと、したがって相手の気持ちがわかることをうまくつたえるようにします。効果的な同情表現が会話を発展させます。

感情表現に関しては、2023年8月〜9月にもとりくみ、さらに今月と来月で集中的に練習しています。感情とその表現方法がいかにたくさんあるか、おもいしらされます。これらは、人間の感情のゆたかさを反映しており、実際、人間にとって論理よりも感情が大事であり、人間は感情の生き物です。この仮説がただしいとすると、論理的にのべるよりも、感情にうったえかけたほうが効果的だといえ、感情をうまく表現するとメッセージがつたわります。感情表現にとりくむことは何よりも大事であり、今月と来月の講座はとても参考になります。

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英語でアウトプット!(英会話関連記事リンク集)

▼ 参考文献 & 音声教材
『NHK ラジオ英会話』(2024年11月号、NHK テキスト), 2023年, NHK 出版
『NHK ラジオ英会話 音声(Audible版(上)』, (2024年1月号), 2023年, NHK 出版
『NHK ラジオ英会話 音声(Audible版(下)』, (2024年1月号), 2023年, NHK 出版

(冒頭写真:英国、大英博物館(The British Museum, UK), 1999年, 筆者撮影)

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