発想法とは、仮説(アイデア)をうみだし活用する方法であり、本サイトでは、フィールドワークによってえられた情報を処理し、仮説を発想し、問題を解決する方法をあつかいます。
情報処理とは、〈インプット→プロセシング→アウトプット〉の3場面からなり、情報処理をする存在として人間をとらえなおし、人間主体の情報処理をすすめます(図1)。
問題解決とは、情報処理を累積しながら課題にとりくみ、仮説を検証し、問題を解決していくことであり、〈仮説法→演繹法→帰納法〉の3段階を基本とします(図2)。大局をみて急所にいどむところに問題解決のポイントがあります。
本サイトの執筆者・管理人:田野倉達弘
東北大学大学院理学研究科博士課程修了(地学専攻)。博士(理学)。ブロガー、ライター。
主要著作(いずれも アマゾン Kindle 版)
『野外科学と実験科学 − 仮説法の展開 −』
直観をいかに論理展開するか、仮説法(アブダクション)があなたの力となります。第三世代の学問、仮説法、KJ法を手がかりに、野外科学と実験科学を連動させ、それらにつづく第三の段階を提唱、地球学の方法がつかえます。
『KJ法実践記 − 情報処理と問題解決 − 』
KJ法の実践を通し、人間主体の情報処理と問題解決の本質をさぐりました。多様な定性情報をいかに統合し出力(文章化)するか、類比法があなたの力となります。KJ法は、類推の合理化であり、類比法の技術化。類推は認識の根幹にかかわり、問題解決では行動力がものをいいます。
『推理と対決 刑事コロンボ研究』
『刑事コロンボ』ファンのための徹底ガイド、旧シリーズ全45作品を全解説、推理の方法がわかります。
『国際協力とKJ法 − ネパール・ヒマラヤでの実践 −』
ネパール・ヒマラヤにおけるKJ法実践の報告であり、KJ法をつかった国際協力の記録です。参画型アプローチの事例と国際協力に最適化したKJ法を紹介、アクションリサーチのすすめ方を解説します。ステップアップ方式をつかい、それぞれのステップのなかで情報処理をくりかえします。
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