形容詞・副詞 ②(NHK ラジオ英会話, 2026.01)

情報処理

まずイメージします。ついで日本語訳で確認します。相乗効果をうみだします。

NHK ラジオ英会話、2026年1月は、形容詞・副詞をさらに自由につかいこなすためのトレーニングをしました。形容詞・副詞の重要ポイントを復習し、さらに比較表現にフォーカスしました。

各レッスンのキーセンテンスは以下のとおりです。和訳は(注)にしめしました。

Lesson 181 難易・印象を表す形容詞がとる形

She is hard to impress.

Lesson 182 「これから」が感じられる形容詞と to 不定詞

You’re likely to pass that part of the test.

Lesson 183 心理を表す形容詞と to 不定詞

I’m happy to inform you that it won first prize!

Lesson 184 傾向を表す形容詞と to 不定詞

You’re inclined to imagine things.

Lesson 186 感情を表す派生形容詞 ① ── 動詞 -ing 形

The message is disappointing.

Lesson 187 感情を表す派生形容詞 ② ── 過去分詞

I’m thrilled to finally see the Taj Mahal.

Lesson 188 比較表現 ① ── 基本

She’s as happy as ever.

Lesson 189 比較表現 ② ── as 〜 as … の基本

Shizuka is as intelligent as Jeannie.

Lesson 191 比較表現 ③ ── as 〜 as … をバランスよく使う

My score wasn’t as high as his.

Lesson 192 比較表現 ④ ── 比較級の基本

He made me drive faster than I should have.

Lesson 193 比較表現 ⑤ ── 比較級をバランスよく使う

It’s better to experience a concert live than to watch it on your phone.

Lesson 194 比較表現 ⑥ ── 最上級の基本

You spoke German the most fluently in my class.

Lesson 196 比較表現 ⑦ ── 最上級と範囲

Your most recent movie is the most moving film I’ve ever seen.

Lesson 197 比較表現を使ったフレーズ ①

We should get going as soon as possible.

Lesson 198 比較表現を使ったフレーズ ②

It would cost at least 80,000 pounds to do it.

Lesson 199 比較表現を使ったフレーズ ③

It’s no less than a miracle!

(注)
  • 181 彼女は、印象を与えるのが難しいです。
  • 182 あなたは、試験のその部分は合格しそうです。
  • 183 私は、それが1等賞を取ったことをあなたに喜んでお知らせします!
  • 184 あなたは、物事を想像しがちです。
  • 186 そのメッセージは期待はずれです。
  • 187 私は、タージマハルをついに見て感動しています。
  • 188 彼女は相変わらず幸せです。
  • 189 シズカは、ジーニーと同じくらい聡明です。
  • 191 私の点数は、彼のものほど高くありませんでした。
  • 192 彼は私に、私がそうすべきだったよりも速く運転させました。
  • 193 コンサートは、電話で見るより生で経験したほうがいいです。
  • 194 あなたは、私のクラスでドイツ語をいちばん流暢に話しました。
  • 196 あなたの最新作は、私がこれまでに見た中でいちばん感動的な映画です。
  • 197 私たちは、できるかぎり早く出かけるべきです。
  • 198 それをするには、少なくとも8万ポンドはかかるでしょう。
  • 199 それはまさに奇跡です!

レッスンにでてきた重要単語の中核イメージはつぎのとおりです。実際の絵(画像)はテキストを参照してください。

  • hard:難しい
  • likely to 〜:〜しそう
  • happy to 〜:喜んで~します
  • inclined to 〜:〜する傾向がある → 〜したい気持ちになる
  • disappointing:がっかりさせるような
  • thrill:どきどき・わくわくさせる
  • as 〜 as ・・・:・・・と同じくらい~
  • faster:より速く(fast の比較級)
  • than:距離 → コントラスト
  • the:ひとつに決まる

形容詞の中には to 不定詞ととくに相性がいいものがあり、「likely to 〜」(Lesson 182)は、ある状況にむけてこれからすすむ可能性についてのべるため「矢印(→)」のイメージをもち、「これから・進む」が感じられる to 不定詞とたいへん相性がいいです。「inclined to 〜」(Lesson 184)は、inclined(傾いている)ということが to 〜 とむすびつき、「~する傾向がある・したい気持ちになる」となります。to には、「そちらに進む」が感じられます。

as 〜 as ・・・(Lesson 188-191) が「・・・と同じくらい~」という意味になるのは、as のイメージが「=(イコール)」だからです。Lesson 189 の「as intelligent」では、as は intelligent をレベル指定し「同じくらい賢い」とし、何と同じくらい賢いのかが「as Jeannie(= Jeannie)」で説明されます。

最上級に the をつけるのが標準なのは、the が「ひとつに決まる」をあらわすからです。

まず、イメージすることが大切です。たとえば「inclined to 〜」を理解し記憶するとき、「傾いている」+「→(矢印)」(という映像)をまずイメージします。そして日本語で、「〜する傾向がある」と確認します。心のなかでイメージし、ついで言葉でたしかめるという順序です。

イメージは、わたしたちの心のなかに生じるものですから、人間主体の情報処理(人間がおこなう情報処理:インプット→プロセシング→アウトプット)におけるプロセシングに位置づけられ、プロセシングにおける重要な手段になっています。

そしてイメージは、アウトプットすることによって完成します。つまり実際に英語をしゃべったり書いたりすることによってイメージは鮮明になり心のなかに定着します。このような観点からは、よくしゃべり よく書く人ほどイメージ力もたかまるといえます。アウトプットをすればするほどプロセシングがすすみ、さらにインプットもすすみます。意識の場における情報の流れが活発になります。

イメージ訓練とともに、アウトプット訓練、インプット訓練もおこなえば、インプット・プロセシング・アウトプットが相乗効果をうみだし、未来をつくるアイディアもうまれます。理屈ではなく直観がはたらきます。それにしてもアイディアには、その元となる “中核イメージ” が絶対に必要です。

▼ 参考文献(テキスト) & 音声教材
ラジオ英会話

『NHK ラジオ英会話』(2026年1月号、NHK テキスト), 2026年, NHK 出版

『NHK ラジオ英会話 音声(Audible版)』, (2026年1月号), 2026年, NHK 出版

※ 今年度から、音声教材は、 NHK 出版のサイトからもダウンロードできるようになりました。
NHK語学テキスト音声「ラジオ英会話」

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2022年度 NHK ラジオ英会話
2025年度 NHK ラジオ英会話
大西泰斗・ポール=クリス=マクベイ著『英単語イメージハンドブック』
▼ 参考になる本
普通の英単語

大西泰斗・デイビット=エバンス(著)『普通の英単語』(東進ブックス)、2025年、ナガセ

ラジオ英会話

大西泰斗・ポール=マクベイ(著)『英単語 基本イメージ集中講義(NHK出版新書)、2020年、NHK 出版

イメージ訓練法

栗田昌裕(著)『心と体に効く驚異のイメージ訓練法』、1993年、廣済堂出版

トラベルポーチ

(冒頭写真:Louise Dillingham Memorial Fountain, Oahu, Hawaii, USA, 2015.9.13, 筆者撮影)

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