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佐々木高明著『日本文化の基層を探る -ナラ林文化と照葉樹林文化-』(NHKブックス)日本放送出版協会、1993年

目次

第I部 日本基層文化の形成
 1 照葉樹林文化とその伝来 -南からの文化の道-
 2 ナラ林文化とその展開 -北からの文化の道-
第II部 稲作文化をめぐって
 3 稲作文化の成立と展開
 4 稲作文化再考
第III部 日本文化への二つのアプローチ
 5 海人と王権 -その文化の系譜-
 6 日本文化の東西 -日本文化系統論からのアプローチ-

要点

 稲作以前の日本の基層文化は、北方的な文化と南方的な文化があり、それぞれを「ナラ林文化」「照葉樹林文化」と名付ける。
 「ナラ林文化」は、南シベリアや沿アムール・沿海州地域からサハリン、中国東北部、朝鮮半島などをへて東北日本にいたる落葉広葉樹林帯(ナラ林帯)を舞台にしている。


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2005年2月11日発行(C)田野倉達弘