<写真> 天の視点、地の視点 
-世界百名山-

1.<白川義員写真展「アルプスから世界百名山へ」(ポスター)>

 2003年7月29日〜9月3日、東京・恵比寿にある東京都写真美術館において、白川義員写真展「アルプスから世界百名山へ」(前人未踏の旅路をゆく)が開催された。

 会場では、「地球再発見による人間性の回復」をテーマにして壮大な自然をフィルムにおさめてきた白川義員(しわかわ よしかず)氏の山岳写真の集大成が紹介された。会場で展開されたすばらしい写真のほとんどは航空機からの空撮によるものであり、みるものすべてを圧倒する。

 このポスターの写真は、アルパマーヨ(5947m)。ペルーのブランカ山群北部にあり、世界で一番うつくしい山といわれている。 

>>> 拡大写真はこちら

2.<写真展のチケット>

 写真はデナリ(マッキンリー)、6194m、北米大陸の最高峰である。日の出直後、ほぼ真東から真っ赤になったところをとったものという。

 >>> 拡大写真はこちら

3.<白川義員写真集「世界百名山」>(表紙)

 世界百名山の全130作品を収録した写真集である(注)。展覧会会場で購入した。世界百名山リストとともに、ネパール・アラスカ・アンデス・パキスタン・ヨーロッパ・アフリカ・インド・中国・ロシア・中央アジア・インドネシア・日本などの名峰の航空写真が満載されている。巻末には解説もある。

(注)白川義員著『世界百名山』(白川義員写真集)、世界百名山撮影プロジェクト事務局発行、2000年、101ページ。
>>> 拡大写真はこちら

4.<掲載写真位置図>

 上記の写真集の96ページにのっている掲載写真の位置図である。下部にはヒマラヤ拡大図がしめされている。

 掲載写真は全世界に分布しているが、ヒンズークシュ山脈とカラコルム山脈をふくめた広義のヒマラヤ山脈に130作品中86作品(全体の66パーセント)が存在し、この地域が文字通り「世界の屋根」とよばれるにふさわしい場所であることを物語っている。

>>> 拡大写真はこちら

5.<写真集の解説書>(表紙)

 上記の写真集に付録としてついてきた解説書(注)。白川氏の「地球再発見による人間性回復へ」の理論、前人未踏の仕事以外はやらないという思想信条などが記載されている。

(注)『前人未到の旅路をゆく 白川義員写真展 -アルプスから世界百名山へ-』東京都写真美術館発行、2003年、32ページ。

 

>>> 拡大写真はこちら

>>> 本 文 
写 真
>>> 図 解 
>>> HOME 

2003年10月26日 発行
(C) 2003 田野倉達弘