目をきたえる -『目が一気によくなる! 魔法の3Dアート』-

情報処理

視力が維持され回復します。近視・老眼・疲れ目にききます。脳が活性化します。

一見 何がえがかれているのかわかりませんが立体視をすると絵がうきでてきます。それが「3D アート(イラスト)」です。本書は、とおくに焦点をあわせることで絵がうかびあがる「平行法」と手前で焦点をあわせることで絵がうかびあがる「交差法」の 3D イラストをのべ38点収録しており、たのしみながら目がきたえられます。

近視であれ老眼であれ、視力低下を撃退するポイントは、「目をきちんと使うこと」と「脳の活性化」です。(中略)

3D とは 3次元、つまり立体という意味です。若いころ、駆け出しの医師として多忙だった私の視力は、0.1まで落ちたことがありました。しかし、その後に回復し、50代後半の今でも、メガネは不要。運転免許証は裸眼で更新しています。

3D 視力回復法は、そんな私の、長年の習慣の一つ。視力維持に関しては、特に効果を実感している方法です。メガネやコンタクトレンズを使っているかたは、つけたままで行えます。

平行法で絵がうかびあがります(表紙から引用)

立体視のやりかたは本書でくわしく解説しています。またこちらも参考にしてください。

目に光がとどくと、その光の刺激を適切に処理し、物の形や色・おおきさ・距離などを認識するのは脳のはたらきです。目と脳は密接に関係しており、いつもとおなじように目をつかっているだけだとだんだん脳はなまけるようになります。

そこで目と脳を刺激し、視力低下をふせぎ視力を回復する方法として立体視(3D 視力回復法)が有効です。立体視は、目の筋肉である眼筋を緊張させたりゆるめたりするのでおとろえた眼筋の筋力アップになります。また立体視により、ふだんとはちがう活動をするとびっくりした脳は、「私の目は、いろいろな使い方をしている。目の働きをもっとよくしなければいけない」と、活性化していきます。

立体視には、平行法と交差法の2つの見方があり、目と脳のはたらきをいずれもたかめます。2種類とも是非おこなってください。まずは無理をせず、1日5分を目安にはじめましょう。

下の写真も立体視できます。奥ゆきをしっかりとらえてください。

平行法
平行法で立体視ができます
交差法
交差法で立体視ができます

視力がよくなると観察力がつよまります。目からのインプット能力がたかまります。インプット能力がたかまればプロセシング能力もアウトプット能力も向上します。

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▼ 参考文献
本部千博監修・企画編集部編集『目が一気によくなる! 魔法の3Dアート」(マキノ出版ムック)マキノ出版、2021年

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