ヒマラヤの大自然を未来につなぐ国際協力

 解 説
 ネパールNGOネットワークという、ネパールで活動するNGOのネットワークがある。このネットワークでは、各加盟団体の活動報告を定期的におこない、情報を交換・共有また議論をしてさまざまな問題解決に役立てるようにしている。

 わたしも、みずからの活動を何回かにわけて報告した。以下はそのときに話した内容を文章化したものである。

 わたしが出席・報告した会合は、2009年5月21日、7月16日、2010年5月27日、6月7日、7月23-24-25日に開催された会合であった。わたしのほかにも、ネパール・カルナリ協力会、日本ケナフ開発機構、ネパールやぎの会などからの活動報告があった。

 本報告はつぎの5節からなり、これまでにおこなってきた活動を概観した内容になっている。

目 次
  1. 登山・探検、フィールドワークから国際協力へ
  2. 地域住民の生活基盤となる「生活林」をつくる
  3. ファンドレイジングに取り組む
  4. 山岳エコロジースクールを開催する
  5. 住民参画による問題解決を実現する
※ 本サイトは、田野倉達弘(著)『国際協力とKJ法 -ネパール・ヒマラヤでの実践-』に再録しました。