問題提起からフィールドワークへ

岩木山(青森県)
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テーマ設定と問題提起

問題提起からフィールドワークへ


2004年05月09日発行

 

 テーマ設定と問題提起

 何らかの探究や問題解決あるいは情報処理をおこなう場合、最初にやらなければならないことは「テーマ」をきめることである。テーマはとりあえずは仮のものでもよいし、他人からあたえられる場合もある。いずれにしても、テーマをキーワードや短文であらわしておかなければならない。

 テーマがきまったらつぎにおこなうのが「問題提起」である。 「問題提起」とは問題意識を明確にすることであり、問題意識とは何かをしりたいとおもう心のことである。「問題提起」のためには、(1)しりたいことを列挙する、(2)関連する過去の体験を想起する、(3)問題のポイントをかきだす、という3段階をふむのがよい。

 

 

 問題提起からフィールドワークへ

 問題のポイントをかきだすときには、想起した体験(行動)の背景となった世の中の状況やその時のグローバルな情勢にも注意をはらうようにする。過去の体験が豊富な人ほどたくさんの項目がかきだせるはずである。「問題提起」とは自分の心の中を再度みなおすことであり、心の中を「探検」をすることである。同時にそれは問題を解決する行為のはじまりである。

 問題のポイントがとりあえずあきらかになったら、それにもとづいてフィールドワークをおこない、今度は現実の世界(外界)から情報をあつめる。問題提起は心の内部の探検であるのに対し、それにつづくフィールドワークは「外部の探検」ということができる。 そして、フィールドワークの結果にもとづいて自分をとりまく状況を「判断」し、つぎの行動につなげていく。

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